ぷかぷかの実4

海に種子を流す植物は、
熱帯・亜熱帯地方の海岸に多く見られます。
ここでは、川の河口などの淡水と海水が混ざり合う場所に
マングローブと呼ばれる森が発達しています。
潮が満ちると木々の幹は水に浸かってしまうような森です。
マングローブの木々にとって、海はとても身近なのです。
おもしろいことに遠く海に隔てられている島々でも
海岸にまったく同じ種類の植物が生えていたりします。
きっと長い年月をかけて種子が海を渡たり
仲間を増やしていったに違いありません。

タイトル 浦内川
(左)沖縄県の八重山諸島・西表島の後良川河口です。川の河口にはマングローブが
よく発達しています。(右)同じく西表島星立集落近くの与那田川にあるマングロー
ブです。この様子を見ると、種子を海に流すことが最良の選択だと言うことがよく分
かります。この森からもたくさんの種子が旅立っていくのでしょう。       

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From Sea Side