タイトル

ハハコグサ Gnaphalium affine


 雑木林と言うよりは、その周辺の道端や畦、畑など、少し乾燥した場
所でよく見られる。春の七草のオギョウで、草餅にいれるのは本来はこ
ちらが本家だったらしい。それだけ古くから親しまれている植物なのに
実は古代に朝鮮半島から渡来した帰化植物というから驚く。茎の先に小
さな黄色い花が多数つく。これは頭花で、その1つひとつがさらに小さ
な花が多数集まってできている。そのあたりはやはりキク科らしい。ど
こでも普通に見られるし、モソモソとした印象で派手さはないけれど、
どこか憎めないというか、親しみを感じてしまう花だ。       

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