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早春の雑木林で、さり気なく咲いている木の花。林縁やまばらな林内
に生え、背丈ほどの高さになる。枝分かれしてよく茂っているけれど、
全体に華奢な感じであまり目立たない。花も小さく、まばらに枝に咲く
ので、うっかり見落としてしまうことも。でも、足を止めて近寄って見
てみれば、可愛らしく整った花の魅力にすぐに引き込まれるはず。もっ
と枝いっぱいに花が咲けば、かなり見応えがあると思うのだけれど、そ
うならない奥ゆかしさがまた魅力なのかも。名前を漢字で「鶯神楽」と
書く。これまた美しい名前だけれど、もともとはウグイスなどの小鳥を
捕る「狩り場」が訛ったものらしい。名前のイメージとは大違いだ…。
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