タイトル

カキドオシ Glechoma hederacea var. grandis


 雑木林の縁から田畑の畦、道端、空き地などで普通に見られる。春先
から初夏の頃まで、鼻は長く楽しめる。シソ科らしい紫色の唇形花はな
んとも可愛らしいけれど、庭に生えようものなら後が大変。つる状の茎
がどんどん伸びて、そこら中に繁茂していまうのだ。その茎が垣根も通
り抜ける…というのが名前の由来になっている。茎や葉を揉むとよい香
りがするのもシソ科らしい特徴。昔は、子供の癇の薬にしたことから、
カントリソウ(癇取草)の別名もある。              

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