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神奈川県南部のフィールドで、もっとも普通に見られるクワガタムシ
が、このコクワガタ。樹液の染み出したクヌギやコナラを探すと、たい
てい木の皮の隙間に隠れている。子供の頃からクワガタムシでもコクワ
ガタはちょっと価値が低く、見つけても「なんだコクワか…」という扱
いだったけれど、４センチ近いサイズになると大あごも立派で見応えが
ある。木の皮の裏に隠れているのはオスが多く、なぜかメスは道路の端
などに落ちていることが多い。あくまで勝手な推論だけど、コクワガタ
はメスは広い範囲を移動する性質があるのかも。あちらの世界でも女性
の方が積極的ってことか…。
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