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れくらいは集まるのだ。沖縄在住の漂着物学会の会員さんは、もっと多 くのマメ科種子を拾われている。あぁ、沖縄に行きたいなぁ。短い滞在 期間中にあれもやって、これもやってだから、それほどの成果は得られ ないのだけれど、何か1つでも拾えればそれで万事OK。それが拾いも の好きの習性なのだ。 |
このマメは漂着物学会員のHPの情報からデイゴと判断し た。大きさは長径1.5 センチほどの俵形で、赤褐色をして いる。インド原産のデイゴは海岸の植物ではないと思って いたら、図鑑には海流散布植物だと記してあった。沖縄や 奄美では街路樹や庭木、防潮樹として植えられているので それらの種子が流れ着いたのだろう。でも、よく似たマメ を神奈川県でも拾っているから、それほど遠くまで流れる のなら、沖縄で拾えるものは、あるいは海外から流れてき たものかもしれない。 |
上のデイゴのようにきれいな俵形で はなく、俵形のおにぎりといった形 をしている。大きさは写真の最大の もので1.5 センチほど。写真などの の資料から、ハマナタマメと判断。 左写真の種子は伊豆諸島の八丈島で 拾ったもので、右の植物写真は沖縄 県の西表島での撮影したもので、近 似種のナガミハマナタマメ。ハマナ タマメは莢(豆果)に丸みがあると 漂着物学会の方に教えてもらった。 |
沖縄ではよく見かける漂着種子で、豆果の莢は裂開せずに 漂流している。中には楕円形で約 2センチのマメが1個入 っている。正体は、はっきりとは分からないけれど、漂着 量が非常に多いので自生種と考えられることと、写真資料 からナンテンカズラのものと思っている。しかし、沖縄在 住の漂着物学会員の方が「違うのでは?」と考えているよ うなので、機会があったら確かめてみたいと思っているけ ど、そうそう沖縄に行けないのが辛いところ。 |
伊豆諸島の八丈島で拾ったマメ。最初はヒメモダマかと思 ったのだけど、比べて見ると大きさは 3.5×2.8 センチと ヒメモダマよりもも一回りから二回りも小さく、形も典型 的なヒメモダマ形でもない。ただし、臍(へそ)の部分の 特徴はモダマ属と同じ。漂着物学会の情報では、ヒメモダ マの形にも何パターンかあるようなので、ヒメモダマの未 成熟果という可能性もある。 |
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