タイトル

ルリタテハ Kaniska canace

 キタテハ同様に成虫越冬するので、春先から姿を見せてくれる。黒い
羽に瑠璃色の帯が走り、前羽根の白斑がよく目立つ。黒い地色は、光の
角度によって緑色光沢を見せ、色彩はとても繊細。派手さはないけれど
とても魅力的だ。キタテハに比べるとずっと警戒心が強く、なかなか近
寄らせてくれない。よく葉の上で羽を広げて日光浴をしているけれど、
かなり離れた距離でも飛び立ってしまう素っ気なさだ。でも、樹液を吸
いに来たときは、警戒心も甘くなる。樹液を吸い始めてしまえば、かな
り近寄っても大丈夫。孤高な雰囲気でも、食事中はフランク。また、そ
んなところが魅力的だったりする。                

(画像:2003.8/2)

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