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タマムシと言えば美しい虹色の羽を持ち、法隆寺の玉虫の厨子の飾り
となったことでも知られる昆虫。でも、昆虫少年ではなかった僕は、生
きたタマムシを見たことがほとんどなく、勝手に珍しい昆虫なのだと思
い込んでいた。ところが、雑木林の観察を始めると、時々飛んでいる姿
を見かける。？？？と思っていたのだが、伐採木が放置されているとこ
ろで、実に簡単に、しかも目の前で飽きるほどタマムシが見られること
が分った。そのタマムシはメスで、伐採木には産卵に訪れていたのだろ
う。一度に数匹が集まることもあり、しかも警戒心もまったくないから
写真は撮り放題。とても意外な発見だった。ちなみに、タマムシの光り
輝く羽をタンスに入れておくと衣装持ちになれる…というが、今時の人
はそんなことしないんだろうね。
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