タイトル

テングチョウ  Libythea celtis


 6月から7月の初夏の頃に現れると、真夏は休眠、そして秋に少しだ
け現れると、冬は冬眠してしまうチョウ。冬眠すると言っても、少しで
も暖かい日があると、ふらふらと活動する。写真もそんな個体を12月の
末に写したものだ。僕の地元のフィールドではあまり見かけなかったけ
れど今住んでいる逗子ではよく見かける。下唇ひげが長く、それを天狗
の鼻に見立てたのが名前の由来だ。羽の表側はシンプルだけど印象の強
い模様。裏側は一転して枯れ葉のような隠蔽色。タテハチョウ科の仲間
でもテングチョウ亜科のチョウは、日本ではこのテングチョウだけ。 

(画像:2005.12/26)

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