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神奈川県南部でこの花が満開を迎えるのは、夏の盛り。立秋を過ぎる
ころで、まだまだ暑いと言っても、夏が過ぎていくのを感じてしまう。
雑木林林縁の草地など日当たりのよい場所に多い。花の頃には葉（根生
葉）がないものがあり、地面から花茎だけがにょろにょろっと伸びて、
花を咲かせているような感じがする。薄紫の花は繊細な雰囲気で、写真
なら思いっきりアップで撮ってみてもおもしろいはず。草全体を撮ろう
とすると、どこかとらえどころのない雰囲気で、しかも風でユラユラ…
と落ち着かない。まだ納得のいく写真が撮れていない、なかなかに小憎
らしい被写体でもあるのだ。
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