タイトル

ヤママユガ Antheraea yamamai


 雑木林を代表するガのひとつで、開長が最大で15センチにもなる大
形種。絹糸を得るために飼われている飼蚕(かいこ)に対して山蚕(や
まこ)と呼ばれ、草色のまゆから生糸を採ることもできる。幼虫はブナ
科やバラ科の樹木の葉を食べるのだが、成虫は口が退化していてエサを
食べず、その命も短いらしい。僕のフィールドではあまり姿を見ること
はない。やはり狭い雑木林では、十分に仲間を増やすことが出来ないの
かもしれない。本来は夜行性。写真の個体は鳥にでも追われたのか、日
中にふわふわと飛んできたもの。アゲハチョウなどよりもずっと大きく
見えるからビックリ。撮影後に、またどこかへふわりと飛んでいった。

(画像:2003.8/23)

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