打ち上げワカメを食べる

 年が明けてしばらくすると、湘南・三浦はワカメの季節になる。漁師
さんが採るのはもちろんだけど、浜辺に行けば老若男女が打ち上がった
ワカメを求めてウロウロしているのだ(笑) 中には手製の鉤棒を持っ
て、まだ波打ちぎわに漂っているワカメまでたぐり寄せ、大切そうにビ
ニール袋に入れて持ち帰っている人もいる。ワカメは生だと日持ちがし
ないけれど、干してしまえば長期保存ができる。海岸の漁師さんのワカ
メ干し場だけでなく、街を歩けば家の軒やベランダに少しばかりのワカ
メがぶら下がっていたりして微笑ましい。どれどれ、ちょこっと拾って
みようか。(上の写真は、漁師さんの干場のもの)         


     
タイトル  下ごしらえ
 ワカメは、海岸に流れ着いていたものを拾う。数種類の
 海藻が流れ着いているので、まずはちゃんとワカメを見
 分けることが肝心。もちろん一度覚えてしまえば簡単。
 打ち上がったものは砂まみれになっていたりするので、
 その場でササッと海水で洗ってしまおう。家に帰ってか
 ら、簡単に流水で洗う。芽株が付いている場合は、丁寧
 に洗うといいかも。                
     
タイトル  茹でる
 鍋に入れまーす。大きな鍋がなければ、適当な大きさに
 切ればいい。今回拾ったのは小さなものが2枚なので、
 そのまま鍋に投入する。              
     
タイトル  
 一瞬にして緑色に。茹ですぎは禁物なので、サッとくぐ
 らせる程度でお湯から上げる。          
     
タイトル  出来上がり
 茹で上がったワカメ。すぐに使わない場合は、これを干
 す。そのまま干してもいいが、TOPの写真のように、茎
 を縦に割って干すのも一案。また、塩に漬けて保存する
 こともできる。数日で食べきるなら、このまま冷蔵庫で
 保存すればいい。                 

     
タイトル  @ワカメサラダ
 茹でて、一度冷ましたものをザクザクとぶつ切りして、
 ドレッシングをかけるだけ。うちはドレッシングを買わ
 ないので、醤油と胡麻油、お酢、みりん風調味料などで
 適当に作る。辛みをつけるときは、ラー油を垂らしたり
 沖縄のコーレグースを垂らす。やはり新鮮なものは歯応
 えが違う(気がする)。サッパリと美味しいし、なんだ
 か健康とか髪の毛にいい感じがする(笑)。     
     
タイトル  Aワカメ味噌汁
 定番と言えば定番のお味噌汁。今回、合わせた具はお豆
 腐。ちょうど味噌が切れて味が薄くなったけど、やはり
 鮮度がいいのはプリプリした感じがあるような、ないよ
 うな…(笑)。それでも、意外に乾燥ワカメは高かった
 りするから、ちょっと散歩に出かけて1枚採取できれば
 それで家族の夕飯分くらいにはなるだろう。ちょっとお
 得な気分を味わえるだけでも、価値があるのかも。  

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